講談社

強い霊力を持つ菜々緒は、幼い頃にあやかしに攫われ体に妖印を刻まれたことから、傷モノと虐げられてきた。婚約も従姉に奪われ、妖印を隠すため猿面をつけた惨めな生活を送っていた菜々緒は、嫁探しに来たという紅椿家の若き当主・夜行と出会う。

孤児院の仲間たちと幸せに暮らしていた志乃。ある日、須加財閥から孤児院への支援打ち切りを告げられる。志乃は須加財閥の嫡男・千歳に支援を続けてもらえるよう頼むが、千歳は夫婦のフリをしてほしいと言ってきて……。

男爵だった父を亡くし叔父の世話になっているリンデは、従姉妹に婚約者を奪われ、年の離れた商人の後妻として買われることになる。落ち込むリンデだったが、リンデの幼なじみで子供の頃に喧嘩別れした青年・バルトが金貨100枚と引き替えにリンデに求婚してくる。

処刑された伝説の悪女・レティシアの2度目の人生を描くファンタジー。1度目の人生で処刑されたのはひとえに勉強をしてこなかったせい、そう考えたレティシアは、2度目の人生は勉強に捧げ、賢く平穏に生きていくことを誓う。

異世界の記憶を持つイーリスは、政略で結婚し、リーンハルト王の愛を感じられない生活を強いられる。そんなある日、新たに異世界から転移してきた陽菜が現れ、リーンハルトが陽菜と一夜を共にしたと知り、イーリスは王国を出ていく決意をするが……。

冤罪で処刑された公爵令嬢・オルタンシアは、目を覚ますと公爵家に養女として引き取られた幼い頃に戻っていた。2度目の人生では処刑を回避しようと意気込むオルタンシアだが、そのためには冷酷な義兄・ジェラールと仲良くならなければならない。

唯一の家族である父を奇妙な病で亡くし、天涯孤独となった少女・水無月六花。生きる理由を見失った彼女のもとに、水無月家の当主を名乗る青年・文也が現れ、自分と“許嫁”の関係にあるという。さらに水無月家が「天女の末裔」であることを知らされて…。

7歳のセイディは誰かとぶつかった瞬間に別世界に飛ばされ、農村で働く女奴隷の身体と入れ替わってしまう。それから10年、再び元の身体に戻れたものの、入れ替わっている間に悪女として名を馳せていたセイディは、婚約者のルーファスから婚約破棄を言い渡される。

王宮魔術師として働いていた貧乏令嬢・リーセルは、王太子に求婚され幸せな日々を送っていた。そんなとき、稀有な魔力を持つアイリスが現れる。彼女に嵌められたリーセルは王太子に殺されてしまうが、次にリーセルが目を覚ますと、子供時代まで時間が戻っていた...

サイフォン王子は17歳になる貴族たちが集まる成人会で、会場の片隅に置かれた謎の木箱に興味を示す。サイフォンが箱の表面を叩くと中から可憐な声が。対人恐怖症で箱に入っていないと会話ができないという令嬢に興味津々のサイフォンは、箱の中に入ろうとするが…