KADOKAWA

王太子の妃選びの最中に歌で地震を起こし、国外追放になった子爵令嬢・キャナリー。しかし落ち込むことなく、やっと解放されたと喜んで庶民に戻る。特殊な経緯から子爵家に引き取られた彼女は、森へ戻ったところ、ケガをして瀕死の青年ジェラルドと出会う。

前世では男性経験ゼロだったOLが、小説に出てくる強欲悪女・グレースに転生。グレースはきれいな顔の男性が大好きだが、自分のものになると興味がなくなるというゆがんだ性格。小説では冷徹公爵ゼインを弄んで捨て、そのことがきっかけでゼインと聖女が出会う。

エデルは王女という身分だが、妾腹ということで王妃たちに虐げられていた。ある日国が戦に負けた代償として、エデルの義姉が戦勝国へ嫁ぐことになるが、蛮族の王であることから、義姉は結婚を拒否。エデルは義姉の身代わりとして隣国へ向かうことに…

精霊の力を借りた演奏で人々の体や心に癒やしを与える聖奏師。その筆頭のセリアは、職務に忠実であろうとするほど周囲から誤解を受け、疎まれてしまっていた。ある日、新人の出現をきっかけに地位を失ったセリアは、ファリントン王国を去ることに...。

妖精の姿を見ることができた公爵令嬢・マーガレット。「妖精の愛し子」ではなく1人の人間として見てくれる人に出会えるようにと、妖精が見えることは隠すよう彼女は母に言いつけられていた。母を幼い頃に亡くしたマーガレットは、義母と義妹に意地悪されて...

まだ幼いファウスティーナは熱にうなされる中で、破滅への道を歩んだ“前回”の記憶を取り戻す。同じ失敗を繰り返さぬようにと、王太子を妹に譲り穏便に婚約破棄をしようと考えるが、“前回”と違う行動をしたせいで、王太子はファウスティーナに好意を抱く。

大国の皇帝・巴峯雪によって自国を滅ぼされた王女・栄翠蘭。侵略者・峯雪は翠蘭がほしいと語り、翠蘭は自ら命を断つが、目覚めるとまだ国が滅ぼされる前に時間は巻き戻っていた。すべてを奪った峯雪に復讐を誓う翠蘭は、自ら彼のもとへ嫁ぎ暗殺を企てるが...。

前世で愛読していたBL小説の世界に、王子の妹・オクタヴィアとして転生した主人公。だが物語の当事者になってみると、次期国王が“お世継ぎ”を作れないなど、男同士のカップルばかりの世界は問題だらけで...。

北の大国・ヴェルシアの皇妃となるためにやってきたツィツィー。傲岸不遜で冷徹な振る舞いから“氷の皇帝”と恐れられる皇帝・ガイゼルを前にしたとき、他人の心の声が聞こえるツィツィーは、彼の意外な本心を知る。政略結婚から始まるファンタジーラブコメディです。