【派遣のトラブル事例】新型コロナで正社員との待遇差を実感

こんにちは。かわさき（@kawasa55_）です。

これまでのキャリアを生かしつつ、自分のライフスタイルに合う勤務地や勤務時間で働くことができる派遣社員。家庭と仕事を両立したい人や、プライベートを重視したい人にとっては、派遣社員の自由度の高い働き方はメリットが大きいですよね。

しかし、コロナ禍で派遣社員ゆえの悩みを痛感したという人も多いのではないでしょうか。
私もその一人です。

今回は緊急事態宣言が出ていたときに私が実感した正社員との待遇差や、契約更新をお断りした理由などを紹介しようと思います。

正社員との待遇の違い

正社員は在宅勤務、派遣社員は自宅待機

新型コロナウイルスで緊急事態宣言が出た2020年春、私は事務職の派遣社員として働いていました。

私の派遣先の職場では、上司や人事部から許可された特別な理由がない場合は全社で出社禁止となりました。

• 正社員はパソコンを持ち帰り在宅勤務
• 派遣社員はパソコンを持ち帰ることも在宅勤務も認められず自宅待機

私の業務は在宅でも対応できそうでしたが、職場の課長からは、

と言われ、派遣会社からも…

前例のない状況だし、仕方がないかと思っていましたが、別の部署の派遣社員の友達から連絡がきて、

仕方がないとわかっていても、私のモチベーションはかなり下がってしまいました。

緊急事態宣言が解除されても、出社が認められず自宅待機が継続

緊急事態宣言が解除されれば出社できると思っていたのに、職場の課長からは、

派遣社員の在宅勤務は相変わらず認められず、“しばらく”がどれぐらいの期間かもわからないとのことでした。

私が契約更新をお断りした理由

休業手当はあるが、お給料の4割程度

職場の課長からは自宅待機中は休業手当があると言われましたが、派遣会社に確認すると、

当時一人暮らしをしていた私は、お給料の4割程度では家賃の金額にもならないので、自宅待機の間はバイトをしたい考えました。

派遣会社に相談したところ、

結局、通常の勤務時間中は自宅にこもって、今までの4割の収入でやりくりする方法を考える日々が続いて、不安ばかりが募ってしまいました。

自宅待機中の私の業務は放置

自宅待機になって3日目に正社員の人から電話があり、下記のことを言われました。

• 私の業務は代わりに対応する時間がない
• 出社できるようになってから、まとめて対応してほしい
• 締め切りのある仕事は待ってもらうように正社員が交渉しておく

私が対応している業務は正社員の人から作業手順を教わったので、どの業務も代わりに対応できるはずなのに放置されるのはビックリでした。いつ自宅待機が解除されるか分からなかったので、締め切りに間に合うのか、どのくらい仕事がたまってしまうのか、とても心配でした。

結局、私の自宅待機は4月下旬から6月中旬まで続いたため、業務にかなり支障が出てしまいました。しかも、支障が出たことについて派遣先の人事部から派遣会社にクレームが入りました。

在宅勤務を認めてくれなかったのは派遣先の人事部なのに、なぜ私の対応に問題があって業務に支障が出たとクレームが入るのか理解できませんでした。さらに、派遣会社は私に謝りの連絡を入れるように言ってきたので、余計に腹が立ってしまい、契約終了を考えるようになりました。

このクレームの件は最終勤務日に所属長から、「業務に支障が出てるから派遣社員の在宅勤務を認めてほしいという話を人事部にしたはずなのに、人事部が認識を間違ったみたいです」と謝られました。
認識の間違いが起こるような話には思えず、最後までモヤモヤした気持ちになりました。

まとめ

いつ新型コロナウイルスが終息する分からない状態で、金銭面と業務面の両方の不安が募ってしまい、緊急事態宣言中に派遣会社との更新面談があったため、そのときに終了したいとお伝えしました。

別の会社で働く派遣社員の友達は、「正社員は在宅勤務なのに、派遣社員のみコロナでも出勤」と言ってました。感染リスクに怯えながら、これまで通り出社しなければならないのも、待遇差を感じてしまいそうです。

自由度の高い働き方ができる派遣社員ですが、正社員との待遇差や仕事における扱いに関しては、私の周りでも複雑な思いがある人が多いです。

いつコロナが終息するかもわからないですし、今後別の感染症で出社が難しい状況になる可能性もあります。派遣で働く場合でも、休業手当や在宅勤務が可能かなど、前もって確認しておいた方が安心かもしれません。

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